2012年08月14日

SIGNPOST

ライダーとして今後の活動の道標を見出すべく挑戦した今回のクーロワール。OZクーロワールを登り滑ったことにより、僕の気持ちは更に魅力的な山への挑戦に向かっている。道標となる意識は僕の中にしっかりとうまれたと思う。ただ、振り返ってみるとOZクーロワールを滑ったことだけが、僕の意識をそうさせているだけではない気がする。そこにいた仲間の支えがあって、一つのプロジェクトを一緒に成功させる事ができた。その事が次の挑戦への意欲を掻き立てている。更に魅力的な山に登り、良い滑りをして、誰もが自分の何かに置き換えて共感してもらえるような作品を作りたいと思うようになった。今まで、自分への挑戦という意識を持って山に入っていた僕にとって、OZクーロワールは素晴らしい道標を残してくれた。

POC[signpost] from shinya kobayashi on Vimeo.

2012年08月09日

-山小屋- 渡邊 雄太

山小屋には歴史がある。
山を愛する人達がそこを利用し、沢山の思い出を作る。そんな場所で出会い、沢山の話を共有すると、少ない時間でも何故か仲間になったような気分にもなる。
今回、利用した「キースハット」は、1986年に山岳事故で亡くなられた経験豊かな登山家を偲び、彼の友人や家族によって建てられた山小屋だ。そんな場所で事故を起してはいけない。バックカントリーでの遭難の場合、セルフレスキューで仲間を救助する事が原則であるが、そのためには、必要な装備と訓練をしなくてはいけない。例えば雪崩に遭遇して仲間が埋没した場合に、即座に救助を要請しても、15分以内に救助隊が到着し埋没者を発見する事は難しい。15分と言うのはこれまでの統計データによるところだが、それ以上救助に時間が掛かってしまうと、埋没者の生存確率が急激に下がるリミットラインなのだ。だから、山小屋では出会った人達と次の日の行き先や滑るラインの話しなどをして、雪のコンディションや、天気の状況など、安全についての確認をしあったりもする。いつまでもこの山小屋で、大好きなスキーやスノーボードをするために事故を起してはいけないと、利用するみんなが思っているからだ。僕にとって山小屋は、ただ寝起きするだけの場所ではなく、山に対する意識の再確認と、愛好家との交流、そして山の勉強の場にもなっている。

POC Presents [signpost] teaser from shinya kobayashi on Vimeo.

2012年08月02日

-クーロワール- 渡邊 雄太

今回の挑戦で「クーロワール」と言う地形は、急斜面でのライディングの中では、滑りやすい地形に入るのではないかと思うようになった。もちろん、やさしい地形と言うわけではなく、とてもハードな「クーロワール」は沢山あると思うけど、その形状は一直線なだけに、ラインを間違えるというリスクは少ない。ラインを間違えるという事はその滑りの成功を左右する以上に相当な危険が伴う事になる。急斜面を滑っているとよく出くわすのが「ノール」と言う地形。凸状の地形の事で、凸の部分から先が急角度に変わる。上から滑ってきても凸の部分を過ぎるまで下の斜面を見る事ができないので、ラインを間違える事が多い。ビッグマウンテンでのライディングはラインを間違える事が最も危ない状況なのだ。そういう意味では「クーロワール」は思いっきり突っ込んでも、ラインを間違える心配が無いので爽快で気持ちがいいライディングができる。なんだか、今の自分にぴったりな地形という気もする。

POC Presents [signpost] teaser from shinya kobayashi on Vimeo.